地域社会との関わり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:53 UTC 版)
「ジョージ・ロムニー」の記事における「地域社会との関わり」の解説
宗教はロムニーの生活において最優先のものだった。酒は飲まず、カフェインの入った飲み物も、タバコも口にしなかった。ののしり言葉もいわなかった。アメリカンモーターズ社長の任をこなしながらも、末日聖徒イエス・キリスト教会(「略称:モルモン教会」)のデトロイト支部長を務めていた。これはデトロイト首都地域だけでは無く、アナーバーやオハイオ州トレド、さらには国境を越えたカナダのオンタリオ西岸地域までをも含む地域をまとめていた。2700人もの教会メンバーがいた。ロムニーは収入の1割を教会へ寄付していた。 1950年初め頃にデトロイトから移り住んで、家族とブルームフィールドヒルズに暮らし、ミシガンの市民生活に深く関わるようになった。ミシガン小児病院やユナイテッド・ファンデーション・オブ・デトロイトの理事などになり、デトロイトの学校で先進教育プログラムを行う民間主導の組織も率いた。超党派でデトロイトの問題を考えて「シチズンズ・フォー・ミシガン」を組織し、知識を得た賢い有権者を育てた。「シチズンズ・フォー・ミシガン」の活動は「少数の団体が影響力を行使し政治を動かしている。知識を得た賢い有権者が手を結べばこれに対抗する勢力となり、みなが利益を得られるようになる」というロムニーの考え方に基づいていた。 自動車製造が人々の会話の中心であるミシガン州でロムニーの成果が認められ名声を得た。ロムニーが政治の世界に足を踏み入れるのは当然の成り行きだった。最初に政治に関わったのは1959年で、ミシガン州法改正を求める陳情だった。「シチズンズ・フォー・ミシガン」が最大の集票組織となった。それまで無党派のロムニーだったが共和党に属することを宣言した。
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