地域社会と経済
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:38 UTC 版)
村役場による行政以外に、江戸時代から続く自治組織「野沢組」 が存在している。住民から組合費を集めて温泉の管理や除雪、水路の修繕、道祖神祭の運営などを行う。惣代は1年交代の制度で、無報酬だった。 野沢温泉村の主産業は観光である。2000年代にかけてスキー離れなどで観光客数は低迷し、旅館・民宿の廃業が相次いだ。2010年代になると外国人の観光客が増え、オーストラリア人など外国人が閉鎖された旅館・民宿を引き継いで再開したり、飲食店を開業したりするようになり、その数は50軒~60軒と村全体の1割から2割を占めるまで増加した。村の仲介で外国人の観光事業者と既存村民が懇談・協力するようになり、野沢組に組合費を払ったり、加入したりする外国人もいる。
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