地上発射型 BGM-109G GLCM
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「トマホーク (ミサイル)」の記事における「地上発射型 BGM-109G GLCM」の解説
詳細は「地上発射巡航ミサイル (アメリカ軍)」を参照 1971年頃、アメリカ空軍は、MGM-13 メイスを近代的な地上発射巡航ミサイル(GLCM:Ground Launched Cruising Missile)で置換する計画を進めていた。この新ミサイルに求められていたのはTERCOMシステムによる精密誘導と小型で燃費の良いターボファンエンジンを用いることだった。 1977年、空軍は、海軍のBGM-109 トマホークSLCMの地上発射用の派生型であるBGM-109Gの開発と配備を許可し、1980年5月には最初のミサイルが試射された。このミサイルは、車両に搭載された4連装TEL(輸送起立発射機)容器内に格納されたかたちで配備された。なお、空軍ではトマホークではなく、グリフォン(グリフィン)と呼ばれた。 BGM-109Gは、1983年からヨーロッパのNATO諸国に配備されたが、1987年12月に米ソがINF全廃条約に調印すると、GLCMはまさにこの条約の規制対象であったため、1988年から撤去が開始された。1991年5月には撤去が完全に完了し、全数が保管中である。 BGM-109Gのミッションと性能は、地上から発射されることを除けば、同様に核攻撃ミッションに従事したBGM-109Aと同じである。ただし、核弾頭は別で、W84型を用いている。
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