国際線の動向
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2010年まで唯一の国際線だったソウル線は2003年には搭乗率が30%台の月もあり、存廃の危機にあった。その翌年からの韓流ブームにより利用客が増加して持ち直した。ブームの沈静化で再び利用率が低下したが、その後円高・ウォン安に伴う日本人観光客の増加で盛り返し、2009年4月からは高松での駐機が復活した。2008年度からは4年連続で増加している。2016年10月7日、アシアナ航空からエアソウルに移管され、19日より増便された。2018年10月28日からは週7往復(毎日運航)に増便されたが、2019年の日韓関係悪化により、増便から1年後の2019年10月27日により週3往復に減便となる。 2010年10月18日の定例記者会見で浜田恵造香川県知事は、県が同年3月に中国と台湾の3航空会社に対して高松空港への定期路線開設を要望していたことを明らかにした。そのうち中国の格安航空会社「春秋航空」社長の王正華が上海 - 高松線開設について前向きな姿勢を示した。その後、2011年3月27日よりチャーター便を就航させることがいったん発表されたが、直前の3月19日になって、東日本大震災を受けて中国国内で旅行業者に対し団体客の日本ツアー取りやめを求める通知が出た影響により、就航を延期すると発表した。その時点では就航時期は未定とされていた。5月25日に香川県と春秋航空は、7月15日より週2往復体制で運航を開始すると発表した。6月2日と5日のプレチャーター便の運航を経て、7月15日に正式に就航した。2012年3月までの約半年間の利用客は約2万3000人で平均搭乗率は84.8%であった。上海線はその後、2012年3月に週3往復、2014年3月に週4往復と増便を重ね、2017年1月からは週5往復となった。 2012年10月13日、香川県はチャイナエアラインが台湾桃園国際空港との間で2013年3月21日から定期便の就航を開始すると発表し、予定通り就航した。台湾との間の定期航空便は四国の空港では初めてとなる。 2016年7月6日より、LCCの香港エクスプレス航空が週3便のスケジュールで香港国際空港との間の定期便を就航させ、9月からは週4便に増便された。この定期便に使用される機材(A320)は香川県が命名権を購入し、「Sanuki Udon(讃岐うどん)」号と命名されている。この機体は2017年1月13日から就航している。搭乗率が好調なため、2019年10月からは週5便に増便される。
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