国鉄シキ180形貨車_(2代)とは? わかりやすく解説

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国鉄シキ180形貨車 (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 04:57 UTC 版)

国鉄シキ180形貨車 (2代)
国鉄シキ180形、シキ180
1987年9月1日、川島駅
基本情報
車種 大物車
運用者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所有者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
製造所 浜松工場
製造年 1965年(昭和40年)
製造数 1両
常備駅 宇都宮貨物ターミナル駅
主要諸元
車体色 +黄1号
軌間 1,067 mm
全長 26,070 mm
全幅 2,600 mm
全高 1,600 mm
荷重 80 t
自重 46.4 t
換算両数 積車 10.0
換算両数 空車 4.5
台車 2-3軸複式ボギー台車
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ180形貨車(こくてつシキ180がたかしゃ)は、1965年(昭和40年)1月に日本国有鉄道(国鉄)浜松工場で1両のみが製作された80トン積み低床式大物車である。1957年(昭和32年)に同じシキ180という名前の47トン積み平床式大物車が製作されているが、全くの別車両である。

概要

それ以前のシキ500形が大型過ぎて使いづらかったことから、それよりやや小型で、使い勝手を重視して低床面を長くすることを狙ったものである。全長は26,070 mm、低床面の長さはちょうど6,000 mm、低床面のレール面上高さは780 mmである。車端側に二軸ボギー台車を、車両中央側に三軸ボギー台車を備えた複式台車構成で、全部で4台車10軸の貨車である。空気ブレーキはKD203形を装備している。最高速度は空車時・積車時ともに 65 km/hとなっており、黄帯が巻かれている。

この車両は、私有貨車を購入したシキ1000形を除けば、国鉄・JRが購入した最後の大物車である。使い勝手がよかったことから、国鉄分割民営化に際しても日本貨物鉄道(JR貨物)へ承継された。2017年(平成29年)時点では存在が確認されているものの、稼働率は低い[1]

脚注

  1. ^ 交通新聞社『トラベルMOOK 貨物列車の世界』p.140

参考文献

  • 吉岡心平『大物車のすべて 中』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 92〉、2007年4月1日。ISBN 978-4-7770-5196-0 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。 



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