国鉄シキ190形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄シキ190形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 05:52 UTC 版)

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国鉄シキ190形貨車
国鉄シキ190形、シキ190
1986年5月25日、日立駅
基本情報
車種 大物車
運用者 日本国有鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所有者 日立製作所
製造所 日立製作所
製造年 1960年(昭和35年)
製造数 1両
消滅 1990年(平成2年)
常備駅 常陸多賀駅日立駅
主要諸元
車体色 +黄1号
軌間 1,067 mm
全長 20,820 mm
全幅 2,950 mm
全高 2,050 mm
荷重 73 t
自重 28.5 t
換算両数 積車 17.0
換算両数 空車 7.5
台車 C-1
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ190形貨車(こくてつシキ190がたかしゃ)は、1960年(昭和35年)1月22日に日立製作所で1両のみ製造された73 トン積み落し込み式大物車である。日立製作所所有私有貨車で、当初は日本国有鉄道(国鉄)、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化後は日本貨物鉄道(JR貨物)に車籍を編入していた。

全長は19,860 mm、落し込み部の寸法は長さ6,800 mm、幅2,250 mmである。台車は、ベッテンドルフ式の2軸ボギー台車C-1形を合計4台備えた8軸車である。2台の台車の上に枕枠を渡し、その上に荷受梁を載せる構造は一般的な4台車の大物車の構成どおりであるが、この形式では枕枠が中梁のみで構成されており、両側に広がっていないというのが特徴である。このことから、台車の雨除けの板が取り付けられていた。荷受梁はガーダー構造で構成されていた。当初の設計では第一種縮小車両限界を採用していたが、電車区間の高いプラットホームに荷受梁が抵触することを避けるために、特殊な輸送のとき以外は心皿部分に追加の部材を挿入して200 mm高くできるようにした。これに伴う自重増加により、荷重が2 トン減少したことから、73 トン積みという半端な荷重になっている。ブレーキはKD254形を装備している。

常備駅は常陸多賀駅であったが、貨物駅集約の関係で1984年(昭和59年)2月から1988年(昭和63年)1月の間は日立駅常備となっていた。国鉄分割民営化後もJR貨物に車籍を承継されたが、1990年(平成2年)1月31日に廃車となった。

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