鶴見臨港鉄道シキ100形貨車とは? わかりやすく解説

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鶴見臨港鉄道シキ100形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 01:06 UTC 版)

鶴見臨港鉄道シキ100形貨車
基本情報
製造所 汽車製造
製造年 1936年(昭和11年)
製造数 2両
消滅 1982年(昭和57年)
常備駅 新芝浦駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 12,300 mm
全幅 2,335 mm
全高 2,002 mm
荷重 35 t
自重 16.9 t
換算両数 積車 4.0
換算両数 空車 1.6
台車 TR20
軸距 8,200 mm
最高速度 65→75 km/h
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鶴見臨港鉄道シキ100形貨車(つるみりんこうてつどうシキ100がたかしゃ)は、1936年(昭和11年)10月に汽車製造東京支店で1両が製作された、30トン積み低床式大物車である。この項目では翌1937年(昭和12年)7月に同じく汽車製造東京支店で35トン積み低床式大物車として1両が製作された鶴見臨港鉄道シキ200形貨車、およびシキ100形を補強してシキ200形と同一仕様にした鶴見臨港鉄道シキ300形貨車についても説明する。いずれも鶴見臨港鉄道戦時買収により、1944年(昭和19年)2月に国鉄の車籍に編入されてシキ110形となった。

どちらの車両もシキ40形に似た設計で、全長は12,300 mm(車体長11,500mm)、低床部長さは4,800 mm、低床部のレール面上高さは645 mmであった。台車はアーチバー式の2軸ボギー台車TR20を2基装備し、空気ブレーキはKD180形であった。

国有化時に、シキ200はシキ110、シキ300はシキ111となった。これにより、実際の製造年次とは逆順の番号を付けられることになった。東京芝浦製作所(東芝)所有の私有貨車で、常備駅は新芝浦駅であった。

シキ111は1946年(昭和21年)6月に、シキ110は1982年(昭和57年)12月24日にそれぞれ廃車となった。

参考文献

  • 吉岡心平『大物車のすべて 上』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 91〉、2007年3月1日。ISBN 978-4-7770-5195-3 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。 




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