国鉄シキ20形貨車とは? わかりやすく解説

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国鉄シキ20形貨車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/29 01:51 UTC 版)

国鉄シキ20形貨車
基本情報
車種 大物車
運用者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
所有者 鉄道省
運輸通信省
運輸省
日本国有鉄道
製造所 川崎造船所
製造年 1937年(昭和12年)
製造数 1両
消滅 1961年(昭和36年)
常備駅 小野浜駅→神戸港駅高砂駅
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 14,860 mm
全幅 2,370 mm
全高 1,900 mm
荷重 50 t
自重 24.2 t
換算両数 積車 6.0
換算両数 空車 2.4
台車 三軸ボギー台車
車輪径 660 mm
台車中心間距離 10,400 mm
最高速度 65 km/h
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国鉄シキ20形貨車(こくてつシキ20がたかしゃ)は、1937年(昭和12年)7月12日に1両のみ川崎造船所(後の川崎重工業鉄道車両部門は川崎重工業車両カンパニー)で製造された、50 トン積み落し込み式大物車である。神戸製鋼所所有私有貨車で、鉄道省(後に日本国有鉄道)に車籍編入された。神戸製鋼所が製造している海軍潜水艦ディーゼルエンジンを、造船を担当している川崎造船所まで輸送するために製造された。

外形は魚腹形台枠を備えた長物車のような構造である。全長は14,860 mm(車体長14,000 mm)で、車体中央部に穴が開けられており、ここに貨物を落し込んで積載する構造であった。台車は釣合梁式の三軸ボギー台車を2基備えており、KD254形のブレーキを備えていた。また、特認を得て660 mmの小径車輪を使用していたことが大きな特徴で、これにより台枠の高さを959 mmと低く抑えていた。特認の関係上、小野浜駅 - 神戸港駅間に運用が限定されていた。

常備駅は当初小野浜駅で、神戸港駅を経て高砂駅へ移動した。1961年(昭和36年)10月19日に廃車となった。

参考文献

  • 吉岡心平『大物車のすべて 中』(初版)ネコ・パブリッシング〈RM LIBRARY 92〉、2007年4月1日。ISBN 978-4-7770-5196-0 
  • 貨車技術発達史編纂委員会 編『日本の貨車 -技術発達史-』(初版)日本鉄道車輌工業会、2009年4月30日。 




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