固定鏡胴のヴィトーシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/03 13:56 UTC 版)
「フォクトレンダーのコンパクトカメラ製品一覧」の記事における「固定鏡胴のヴィトーシリーズ」の解説
24×36mm(ライカ)判。従前から存在したスプリングカメラのヴィトーシリーズのレンズを固定鏡胴・全体繰り出しとした。普通レンズを固定鏡胴化すると大型化するが、このシリーズでは最低限に止められている。 ヴィトーB(Vito B 、1954年発売) - 撮影レンズは一見前玉回転式にも見えるが実際にはシャッター前面にレンズを固定しており全群繰り出しておりカラースコパー50mmF3.5またはカラースコパー50mmF2.8を固定装着する。フィルム巻上げでシャッターチャージがされるようになった。ヴィトーB後期型 - ヴィトーBLのライトバリューと等倍大型ファインダーを装備し「大窓」と称される。 ヴィトーBL(Vito BL 、1957年発売) - ヴィトーBにセレン光電池による露出計を内蔵させたライトバリュー式とし、ブライトフレームが入った完全等倍ファインダーを備えたモデル。巻き上げレバー上のボタンを押すと測光、離すと露光値が固定される。 ヴィトーBR(Vito BR 、1958年頃発売) - 露出計なし、距離計連動。シャッターはプロンターSLK-V。 ヴィトーC(Vito C 、1961年発売) - シャッターはプロンターSLK-V。かなり大型化してしまった。 ヴィトーCD(Vito CD 、1960年または1961年発売) - レンズはランター50mmF2.8。シャッターはプロントでB、1/30-1/250秒、セルフタイマーつき。また非連動露出計を内蔵している。 ヴィトーCL(Vito CL 、1960年または1962年発売) - レンズはカラースコパー50mmF2.8。シャッターはプロンターLKでB、1/30-1/500秒、セルフタイマーつき。ヴィトーCDの露出計をフィルム感度、絞り、シャッター速度と連動させたモデル。 ヴィトーCLR(Vito CLR 、1962年発売) - ヴィトーCLに連動距離計を加えたモデル。 ヴィトーCS(Vito CS ) ヴィトーCSR(Vito CSR 、1967年発売) ヴィトーオートマチック(Vito Automatic 、1964年発売) - セレン露出計によるシャッター優先AEを備えたモデル。ピント合わせは目測。 ヴィトーオートマチックII(Vito Automatic II ) ヴィトーオートマチックR(Vito Automatic R )
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