固定長と可変長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 01:14 UTC 版)
多くのプログラミング言語における組み込みの整数型は固定長であり、通例、8ビット・16ビット・32ビット・64ビットといった、8の倍数(オクテット)のビット幅を持つ。また、C言語の組み込み整数型は処理系依存となっており、特にint型やlong型はプロセッサのレジスタのワード幅などに合わせたサイズがよく用いられる。これらの組み込み型は通例プロセッサの機械語命令に直接対応するデータ型であり、コンピュータ上で高速に扱うことができる。多くの場合、目的に合わせて、いくつかの固定長サイズの整数型がある(後述)。 一方、整数の任意の値を扱うことができる、可変長の整数というものもある。一般にプロセッサが直接扱うことはできないため、多くのプログラミング言語ではライブラリを利用する。言語仕様としてそのようなデータ型が用意されている言語もあり、一部の言語[要説明]では計算結果に応じてシームレスに固定長と切り替わる(プログラマからは隠蔽されている)。大きい数を扱えることから BigNum あるいは整数であることを示す BigInt、日本語では多倍長などといった名前で呼ばれている。任意精度演算の記事も参照のこと。
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