図書室、附属図書館への移行
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 05:57 UTC 版)
「瀧文庫」の記事における「図書室、附属図書館への移行」の解説
瀧文庫ハ大正四年十二月社會奉仕ノ一事業トシテ校主瀧信四郎氏ガ古知野町字東野自己邸ニ建設シタルモノナルガ其後之ヲ本校ニ引繼キ擴張シタルモノナリ蔵書一一九一六冊アリ — 滝実業学校による瀧文庫の説明 1926年(大正15年)4月には滝実業学校(現・滝中学校・高等学校)が開校し、瀧文庫は滝実業学校附属文庫となった。利用者が少なかったことも移行の一因である。1927年(昭和2年)には櫻井勘兵衛が2代目主幹となっており、10月には瀧文庫の蔵書の一部が滝実業学校内の図書室に移された。図書室の閲覧室は38坪、書庫は20坪であり、1927年時点の蔵書数は9,505冊だった。愛知県図書館協会は「地方現存の私立図書館としては岩瀬文庫とともに最もすぐれたるものにして、将来滝実業学校校舎完成のうえは、さらに独立の図書館建築の計画あり」としている。 1926年には図書館に先んじて滝実業学校本館が完成していたが、1933年(昭和8年)12月には滝実業学校附属図書館が竣工し、瀧文庫の蔵書は全面的に滝実業学校の管理下となった。主な閲覧者は滝実業学校の生徒であり、休日や縁日などには多少ながら生徒の他にも閲覧者があった。1927年以降には芦原慧明が蔵書の管理にあたっており、1938年(昭和13年)には瀧文庫の蔵書すべてが附属図書館に移された。
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