四大陸選手権銅メダル、アジア冬季競技大会優勝、世界選手権銀メダル獲得
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:51 UTC 版)
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四大陸選手権では、SPで史上4人目となる100点台を記録すると、FSでは試合で初挑戦となる4回転ループに成功し、フリップ、トーループもまとめ、自身初の3種類4本の4回転ジャンプを着氷に成功したが、トリプルアクセル2本とも失敗。総合では自己ベストの288.05点を出したが、さらにミスの少なかったネイサン・チェン、羽生結弦には届かなかったものの総合3位。ISUの選手権大会では初の表彰台となった。2週連戦となる札幌冬季アジア大会ではSP2位発進。フリーで188.84点、合計281.27点で逆転優勝を飾る。3月にはルクセンブルクで行われたプランタン杯に出場。主要国際大会でないため、非公認記録になるがSPで104.31点でトップに立ち自己ベストを4.03点上回るスタート。続くフリーでは、冒頭の4回転ループで転倒したが、その後はほぼミスのない演技で199.37点で1位となり、合計303.68点で優勝した。 続いてヘルシンキで開催された世界選手権に出場。ショートでは、全てのジャンプを成功し、自己最高となる104.86点で四大陸選手権で出した自己ベストを4.58点更新。冒頭の4回転フリップ、続く4回転-3回転の連続トーループは出来栄え評価で1点以上の加点を得た。首位のハビエル・フェルナンデスとは4.19点差の2位となる。 逆転をかけたフリーは冒頭の4回転ループを着氷させて勢いをつけ、4回転フリップへとつなげた。続く3回転ルッツでバランスを崩したがその後に響かせることもなく滑りきったり、フリーでは214.45点となった。トータルスコアはシーズンベストとなる319.31点。合計では自己ベストを31.26点も更新。 その結果、準優勝を飾り銀メダルを獲得。世界選手権で初めて表彰台に登った。 また、同大会は翌年の平昌オリンピックの代表枠を決定する大会でもあり、この結果を受け、同大会に出場した羽生結弦との合計ポイントは3ポイントという出場国最高のポイントに。平昌オリンピックの最大代表枠3枠の獲得に大きく貢献を果たした。 シーズン最終戦の世界国別対抗戦ではSP1位とFS2位を獲得しチーム日本の優勝に貢献した。総合得点では男子シングル全選手の最高得点となる302.02を獲得した。 このシーズンで出場した全試合での表彰台を制覇しシーズンを終えた。
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