和平合意以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 06:34 UTC 版)
1978年のキャンプ・デービッド合意によってエジプトとの和平は成立したものの、その後も依然としてその他のアラブ諸国とは緊張関係にあり、またパレスチナ解放機構(PLO)とも準戦争状態にあり、不正規戦争・対テロ作戦は継続した。この要請に従い、150海里に及ぶ海岸線を守りテロリストの浸透を防ぐため、哨戒艇部隊と沿岸レーダー基地が整備されている。 1980年代にかけて、地中海に加えて紅海にも展開できるよう、2セット目の艦隊が整備されたほか、海上捜索航空隊の新設やヘリコプター搭載可能な艇の就役など、航空運用能力の強化が図られた。また80年代後半からは、リビア海軍の急激な拡充に対応するために航洋性の向上が図られることになった。これは従来の「小型多数」の思想を外れることから論議の的となったが、1988年には1,200トン級コルベット(後のサール5型)、そして1989年には1,550トン級潜水艦(後に一度のキャンセルを経てドルフィン級として結実)の建造が認可された。
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