合併と分割の両用とは? わかりやすく解説

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合併と分割の両用

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:28 UTC 版)

日本の市町村の廃置分合」の記事における「合併と分割の両用」の解説

通常の合併は、廃止され市町村すべての区域他市町村編入する、または廃止され複数市町村すべての区域をもって新し市町村設置される場合大半である。また、通常の分割は、廃止され市町村区域内で複数市町村設置する、または1個の市町村一部区域分離して新し市町村設置される場合大半である。しかし、廃止され市町村地区複数分割した上で別々の市町村合併する場合がある。また、複数市町村一部分離して分離され地域同士合併するパターンもある。 すなわち、 A市B地区分離してC市編入する方法A市B地区と、C市D地区それぞれ分離してB地区D地区合体してE市設置する方法A市解体してB地区C市編入されD地区E市合体してF市となる方法A市のうち、B地区分離されC市編入されD地区E市合体してF市となる方法。 などといったパターンである。 「昭和の大合併」ではこの例も多かったが、「平成の大合併」では山梨県西八代郡上九一色村唯一の例である。上九一色村は、山地隔てて北側古関地区と、南側富士ケ嶺本栖精進地区分かれ北側南側では住民の生活圏が異なっていた。そのため、2006年平成18年3月1日分割され北側の2地区東八代郡中道町と共に甲府市編入され南側の3地区南都留郡富士河口湖町編入された(→上九一色村#分割と編入の経緯)。 上九一色村のほかにも、三重県一志郡美杉村や、栃木県上都賀郡粟野町などいくつかの地域で、同一市町村内の他の地域生活圏異な地域住民により、「分合両用」による他市町村への編入求める声が上がったが、住民投票議会反対などにより実現には至らなかった(→美杉村#分村合併問題粟野町#分町合併問題)。 このほか、岩手県下閉伊郡川井村でも盛岡市生活圏にある村西端の門馬地区盛岡市との合併を望む声が上がったが、広域行政圏が同じ宮古市合併した(→川井村 (岩手県)#平成の大合併)。

※この「合併と分割の両用」の解説は、「日本の市町村の廃置分合」の解説の一部です。
「合併と分割の両用」を含む「日本の市町村の廃置分合」の記事については、「日本の市町村の廃置分合」の概要を参照ください。

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