分町合併問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:28 UTC 版)
旧粟野町は2006年1月1日に全域が鹿沼市に合併したが、かつてより永野川流域(旧永野村)は他の地区とは山地によって隔てられ、生活圏・経済圏などで永野川下流の栃木市との結びつきが強いことから、栃木市との合併を望む声も根強くあった。 このため、永野川流域の住民が栃木市との法定合併協議会設置を求める住民発議を起こしたが、栃木市が議会への付議をしなかったため発議は成立しなかった。 その後、2005年9月に永野川流域の住民による、栃木市への分町合併の是非を問う住民投票実施を求める陳情が町議会で採択された。これを受け、町では永野川流域の住民を対象に、同年11月13日に住民投票を実施したが、その結果、「栃木市への分町合併」賛成票が反対票を上回ったものの、住民投票条例で「地区の総意」とみなす有効投票の3分の2以上には達せず、分町合併は行われないこととなった。
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