司会者について
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「第52回NHK紅白歌合戦」の記事における「司会者について」の解説
当時NHK会長だった海老沢勝二の「NHK色を強めたい」との強い意向により、今回から第55回(2004年(平成16年))まで司会陣が同局アナウンサーで固められた(局アナのみの司会は海老沢による数年前からの念願だった)。今回は両組司会を有働由美子(前回は審査員リポート。前回を含め数年前から司会候補に挙がっていた)・阿部渉(前回はラジオ実況)、総合司会を三宅民夫が務めた。また、司会が全員同局のアナウンサーとなったのは第7回(1956年(昭和31年))以来45年ぶりである。 司会陣をNHKアナウンサーで固めたため、カンニングペーパー無しで、4時間半の番組の台本・進行すべてを暗記して臨もうということになったという。 司会人選に関する報道は以下の通り。『週刊新潮』(2001年9月6日号) - 「紅組司会はこの年上期の連続テレビ小説『ちゅらさん』のヒロインおよび『思い出のメロディー』の司会を務めた国仲涼子が有力」 『デイリースポーツ』(2001年9月7日付) - 「紅組司会の候補に有働、膳場貴子、森田美由紀(NHKアナウンサー)が挙がる」 『週刊ポスト』(2001年9月28日号) - 「紅組司会に国仲が急浮上」 『スポーツ報知』(2001年10月15日付) - 「両組司会は翌年の大河ドラマ『利家とまつ〜加賀百万石物語〜』の主演同士である松嶋菜々子・唐沢寿明が最有力」 『日刊スポーツ』(2001年10月15日付) - 「紅組司会はこの年モーニング娘。を卒業した中澤裕子が有力候補に挙がっている。白組司会は唐沢が候補。その他、紅組司会の候補に藤原紀香、国仲の名前が挙がる。白組司会の候補に『いっきにパラダイス』の司会・五木ひろし、『ちゅらさん』にヒロインの父親役で出演した堺正章らが挙がる」 『サンケイスポーツ』(2001年10月15日付) - 「両組司会は有働・堂本光一(KinKi Kids。当時『ポップジャム』の司会)が有力」 『東京中日スポーツ』(2001年10月15日付) - 「両組司会は有働・唐沢が有力」 『夕刊フジ』(2001年10月15日付) - 「両組司会の候補に国仲・堺が挙がる。紅組司会の候補に有働や膳場も挙がる。総合司会は宮本隆治(当時NHKアナウンサー)の続投で決定」 合田道人『紅白歌合戦の真実』 - 「両組司会は国仲・堺が有力視された」 なお、前回まで3年連続で紅組司会を務めた久保純子(当時NHKアナウンサー)はこの時産休中であり、司会候補から消えていた。 今回の司会発表会見はNHK放送センターとNHK大阪放送局を中継で繋ぐ異例のスタイルとなった(有働が大阪局で番組収録を行っていたため)。有働は「久保ちゃんの産休代理です。NHKも思い切ったことやるなぁ」と笑いを誘った。また有働は大阪の女性達から「紅白司会者、決まったなぁ」「でもなぁ、綺麗じゃないアナウンサーが司会なんて、初めてとちゃうか?」「でもええわ。わてらでもできるって人で良かったわぁ」との話を聞かされたという。
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