右岸支流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 04:10 UTC 版)
三角点沢(さんかくてんざわ) 石狩川本流が流入する地点の100m南西で南から流入している。途中標高850m付近で右岸より沢と合流する。 由仁石狩川(ゆにいしかりがわ) 音更山とユニ石狩岳の間の北向きの谷に源を発する。標高1,040m付近で左岸より秋葉沢(音更山北斜面が水源)を合わせる。960m付近で右岸より由仁石狩川二の沢川が合流する。870m付近で右岸より由仁石狩川一の沢川を合わせる。まもなく国道273号の三国橋をくぐり、小さな沢を左岸に合流してのち左へ蛇行して新生橋で再び国道をくぐり、そのまま北流して大雪湖に流入する。流入地点より200mほど北にはこの川の河谷をまたぐ形で大雪大橋が架かっている。長さは約12km。 開拓期には由仁石狩川をさかのぼり、音更山とユニ石狩岳の間の十石峠を越えるのが上川盆地と十勝平野をつなぐ重要なルートであったが、現在この峠には道路もなくなっている。変わって支流の由仁石狩川一の沢川より三国峠を越える道路(国道273号線)が整備されている。 現在、上記のように由仁石狩川の本流として地形図に描かれているが、近年[いつ?]までこの川は支流であるポンユニ石狩沢とされていた。現在では支流とされる下記の一の沢、二の沢と共に、地名の改変として批判されることがある[誰によって?]。一の沢、二の沢は、本来ルベシナイ川の左岸支流「迷川」の左岸の支流の名であった。 由仁石狩川二の沢川 (右)ユニ石狩岳北斜面に源を発し、北西流して由仁石狩川に合流する。近年[いつ?]まではユニ石狩沢として由仁石狩川の本流の扱いであった。 由仁石狩川一の沢川 (右)三国山西斜面に源を発して北西流する。標高920m付近で左岸に沢が合流し、870m付近で由仁石狩川に合流する。右岸を国道273号が通っている。「三国沢」と呼ばれ、近年[いつ?]までは地形図にもそう書かれていた。 ルベシナイ川 石北峠やや南方の山地に源を発して西流する。標高880m付近で左岸にポンルベシナイ川が合流する。850m付近で関ノ沢が左岸に合流。820m付近で迷川が左岸から合流してまもなく大雪湖に流入する。 ポンルベシナイ川合流点より上流は国道39号が併走する。最上流部では国道39号は北へそれ石北峠を通るが、古くはルベシナイの源流部より峠を越え、留辺蘂のイトムカへ向かう道が使われていた。 ポンルベシナイ川 (左)三国山北方の山地に源を発し北西流する。標高920m付近で左岸より沢を合流し、880m付近でルベシナイ川に合流。 「ポン」はアイヌ語で「小さい」の意で、ルベシナイの支流であることを示す。 関ノ沢 (左) 迷川 (左)三国山北西法の山地に源を発し北流する。標高880m付近で右岸より沢を合流し、820m付近でルベシナイ川に合流する。 名称不明2本 大雪湖右岸中央部に突き出している標高962mの小高い山を挟むように、2本の沢が流れている。 ペンケチャロマップ川 武華山南東斜面に源を発し西流、標高960m付近、岩山(1,121m)の直下で右岸側を併走してきた沢を合わせてのち南流する。国道39号の蛇行部分をくぐり、920m付近で左岸よりルベオンネナイ沢を合わせると再び西向きに流路を変える。820m付近で右岸にニュウチャロマップ川が合流してまもなく大雪湖に流入する。長さは約9km。 国道39号ははじめペンケチャロマップ川右岸を走るが、ルベオンネナイ沢との合流点の河谷で180度カーブしながら二つの川を一挙にまたいで左岸側に出る。その後は武華トンネルをくぐりルベシナイ川沿いを進む。 川の名はアイヌ語の「ペンケチャロマプ」penke-car-oma-p[上流の・入り口・にある・もの]。 ルベオンネナイ沢 (左)ペンケチャロマップ川の源流から尾根一つ南に越えたところに源流を持つ。標高920m付近で国道39号の蛇行部分をくぐったのち、ペンケチャロマップ川に合流する。 沢の名の由来は不明。 ニュウチャロマップ川 (右)武華山から岩山へ伸びる尾根の西斜面に源を発し初め北西流するが、まもなく南西に進路を変える。標高820m付近で国道39号をくぐり、まもなくペンケチャロマップ川に合流する。古くはカルシナイ沢と呼ばれていた。
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