収穫と加工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:15 UTC 版)
コンブの収穫は、小舟から箱メガネなどで海中を見ながら昆布の根元に竿を差し入れ巻き付けてねじり取る。コンブ漁に用いられる先が二股になった棒は「マッカ」などと呼ばれる。また、ロープの先に鈎を付けた物を船の上や岸から投げて収穫する方法もある(マッケ曳き)。この他には、海岸へと押し寄せてきたコンブを、海岸で拾ったり、鈎でたぐり寄せる方法もある。 こうして収穫したコンブを、小石を敷き詰めた干場に運び並べて干す。1〜2回裏返しにし、まんべんなく乾燥させる。乾燥し過ぎると折れやすくなるため、加減が必要である。乾燥時間は半日程度だが、この間に雨に当たると商品価値は無くなるので、天気予報で雨が確実な日は出漁を見合わせることもある。天日ではなく乾燥機で干す方法もあり、品質は落ちるが、濃霧や日照不足などの理由で乾燥機の使用頻度が多い地域もある。コンブ干しは最適の天候時に、手早く、かつ何度も表裏を返し、適切に干す必要があるため、干し方専門のアルバイトが募集されるほか、コンブ漁場の近くに番屋を張り寝泊まりする地域もある。また、干した後も、専用の蔵にて「寝かせ」(熟成)の過程が1〜3年、上級品では5〜10年ほど必要であり、大変に手間がかかる。
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収穫と加工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 04:27 UTC 版)
収穫期は11月から12月である。収穫した十文字大根は、民家の軒先、牛舎の脇、杉林、竹林など地区内のいたるところに吊るして乾燥する(干し場)。このような大根のカーテンは冬の季節の風物詩である。 「榛名・十文字大根生産組合」の組合長・後閑英雄は、「榛名山、赤城山から吹く寒風が大根を干すのにちょうどいい。うまく水分がとんで、生で食べるよりも甘味が増し美味しいたくあん漬けになる。それほど寒くなることもないから、大根が凍る心配もない。この地区は、干し大根づくりに最適な環境だと思う」とコメントしている。その寒風を大根風という生産者もいる。
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