参加型開発とは? わかりやすく解説

参加型開発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 01:43 UTC 版)

国際協力」の記事における「参加型開発」の解説

従来開発プロジェクト慈善開発技術移転型開発においてはプロジェクト受益者である地域住民意見や意を超えたところでプロジェクト計画され実行される傾向にあったしかしながらそうしたプロジェクト住民ニーズを十分把握できないために実効性欠けたり、住民自身自覚が高まらずに持続性乏しい、などの問題があった。参加型開発はこうした問題点克服すべく1980年代後半より提唱され開発新しアプローチである。 OECD開発援助委員会1989年に「1990年代の開発協力」を発表し今後の開発協力主導する理念として「参加型開発(Participatory Development)」を提唱した。参加型開発とは、開発受益自身開発意志決定プロセス参加すること、そしてより公平にその恩恵を受けることが含まれる。これは民主的なシステム確立公平な分配保証する概念でもある。従って、この場合参加強者参加ではなく弱者」の参加である。弱者とは都市エリート対す農村住民男性対す女性大人対する子ども、支配民族対す少数民族先住民族などである。 参加型開発においては住民自身エンパワーメントが重要であり、住民エンパワーしていく手法アプローチとしてPRAPLA呼ばれる方法提唱され実施されている。

※この「参加型開発」の解説は、「国際協力」の解説の一部です。
「参加型開発」を含む「国際協力」の記事については、「国際協力」の概要を参照ください。

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