博多ホワイト【ハカタホワイト】(果樹)
登録番号 | 第4125号 | |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | ぶどう | |
登録品種の名称及びその読み | 博多ホワイト よみ:ハカタホワイト | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 角利昭 能塚一徳 白石眞一 平川信之 栗山隆明 山根弘康 鶴丈和 清水博之 松本亮司 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「イタリア」に「ロザキ」を交配して得られた実生から選抜・育成さ れたもので,果房は中,果粒が黄緑又は黄白,長楕円形で大粒の,育成地(福岡県筑 紫野市)において8月末~9月初に成熟する早生種である。 樹の拡がりは中,樹勢は強,熟梢の太さは中である。花穂の長さは長,花性は両性, 成葉葉身の形は五角形,裂片数は5片,葉柄裂刻の一般的な形は開く,上裂刻の一般 的な形は重なる,深さは深,成葉の大きさは小,成葉上面の色は暗緑,下面の色は黄 緑,葉柄の色は淡紅,中肋に対する葉柄の長さの比は短である。果房の形は円錐,大 きさは中(300g程度),着粒の密度は中である。果粒の形は長楕円,大きさは大(9 g程度),果皮の色は黄緑又は黄白,果粉の多少は少,果皮の厚さは中,果皮と果肉 の分離性は難である。果肉の色は不着色,肉質は崩壊性,甘味は中(糖度17度程度), 酸味は少,香気はマスカット,果汁の多少は中である。種子の数は中,形は短,大き さは中である。開花期は晩,成熟期は早で,育成地において8月末~9月初,花振い の多少は中,無核果粒の混入及び裂果の多少は少,果梗の強さは中,果梗と果粒の分 離は難,果実の日持ちは中である。 「ネオマスカット」と比較して,果粒の形が長楕円であること,果皮と果肉の分離 性が難であること,肉質が崩壊性であること等で,「ロザキ」と比較して,香気がマ スカットであること等で,「ロザリオビアンコ」と比較して,果粒の形が長楕円であ ること,香気がマスカットであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和49年に福岡県農業総合試験場園芸研究所(筑紫野市)において 「イタリア」に「ロザキ」を交配し,翌年は種,以後特性の調査を行って60年1次選 抜,63年から「ブドウ福岡5号」の系統名で系統適応性検定試験を行ってきたもので, 平成4年度農林水産省育成農作物新品種となった。 |
このページでは「品種登録データベース」から博多ホワイトを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から博多ホワイトを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から博多ホワイトを検索
Weblioに収録されているすべての辞書から博多ホワイトを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から博多ホワイトを検索
- 博多ホワイトのページへのリンク