北林育1号【ホクリンイク1ゴウ】(林木)
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登録番号 | 第4169号 |
登録年月日 | 1994年 11月 22日 | |
農林水産植物の種類 | とどまつ | |
登録品種の名称及びその読み | 北林育1号 よみ:ホクリンイク1ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人林木育種センター | |
品種登録者の住所 | 茨城県多賀郡十王町大字伊師3809番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 向出弘正 砂川茂吉 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,利尻国有林の天然生精英樹の後代家系の中の変異個体であり,単幹状 で樹冠形が円錐体の緑化木向きの品種である。 樹形は単幹状,樹冠形が円錐体,幹の通直性は直,真円性は正円である。樹皮の色 は赤灰,厚さは中,き裂紋様は平滑である。枝の太さは中,長さはやや短,岐出角度 は中,輪生枝の数は多,二次枝の着生形状は輪生多枝型,着生本数は多,自然落枝性 は難である。針葉の長さは中,先端の形は微凹頭,曲がりはやや曲がり,ねじれは無, 夏の針葉の色及び冬の針葉の色は暗黄緑,斑の大きさは無,枝の針葉の着生形状は円 筒型,着葉密度は中である。冬芽の鱗片数はかなり多である。成長性はやや晩,発根 性は極難,耐鼠性はやや強である。 「稚内102号」,「古丹別104号」,「根室101号」と比較して,二次枝の 着生形状が輪生多枝であること,二次枝の着生数が多いこと,枝の針葉の着生形状が 円筒であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和44年5月に北海道林木育種場において利尻国有林産の種子から の苗木を用いて設定したトドマツ地域特性環境試験地において,昭和47年5月に形 態の特異な個体を選抜し接ぎ木で増殖し,その後特性の調査を行い,平成2年に諸特 性が安定していることを確認して育種を完了したものである。 |
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