効果・利用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 13:39 UTC 版)
調湿 - 多孔質であることから、周囲の空気中水分を吸着し、乾燥時に吐き出す能力をもつ。800–1000°Cで焼き上げたものが効果的であるとされている。効果は半永久的といわれる。 脱臭・空気浄化 - 細孔の中に様々なにおいの元となる物質を物理吸着するとされている。細孔が塞がってしまう為、吸着能力が発揮される期限がある。以下に吸着する物質、()内に最も適した焼き上げ温度を挙げる。アンモニア (400–500°C) - 汗、尿等に含まれる。 ホルムアルデヒド (900–1000°C) - 建材(接着剤・塗料・防腐剤)などに含まれる。 ベンゼン (900–1000°C) - 自動車の排気ガス、タバコの煙などに含まれる。 トルエン (900–1000°C) - 油性塗料、インキ、ペンキなどに含まれる。 インドール (900–1000°C) - 口臭、大便、屁などに含まれる。 ノネナール (900–1000°C) - 中高年の特有臭、いわゆる加齢臭。 水質浄化・ミネラル放出 - 水道水に入れることにより、カルキ臭・塩素を吸着する。また竹炭に含まれるカリウム・マグネシウムなどが放出される。飲料水・炊飯や料理の際に使われる。 土壌改良 - 含水性を向上、微生物の棲息場所を提供する。浄化等に使った竹炭を再利用することが多い。 通電性 - 高温で焼き上げたものほど、通電性が高くなる(エジソンが最初に電球を作ったときに用いたのは、日本製の竹フィラメントであった)。このためテスターで電気抵抗を測定する事で焼き上げ温度の推定や、品質基準とする事も出来る。 観賞用 - 竹炭はインテリアとしても使われる。竹特有の節が入ったもの、割られておらず筒状のまま炭化されたものなどが使われる。
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