創業と戦後復興
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 03:13 UTC 版)
1906年(明治39年)4月18日に米田徳次が兵庫県姫路市二階町に洋品雑貨店米田まけん堂を開いたのが始まりである。 農家出身ながら近衛師団に配属されて東京に居たときに知った新しい小売のやり方を取り入れて、開店当初から陳列式の店舗で正札制と返品制を採っており、規模や品揃えこそ違うものの百貨店と同一の形式で営業していた。 屋号のまけん堂は正札制を表したもので、キャッチコピーの「ねぎっちゃいけねえ まけん堂」やネクタイや帽子などの輸入雑貨の並ぶショーケースが並んだハイカラな店舗が人気を集め、同じ二階町の一角の御幸通りへ移転拡張して二階町商店街ではトップの売上を誇るようになった。 1945年(昭和20年)に第二次世界大戦が終わると、米田光夫は空襲で焼け野原になっていた周辺の土地を買い集めて現在の百貨店とほぼ同じ敷地を確保し、1946年(昭和21年)10月に木造2階建て約3,000m2で約36の店舗とやまとやしき洋裁学校が入ったショッピングセンターやまとやしきを開業し、復興への第一歩を踏み出した。 この屋号は数多くの商店が仲良く…という意味で「やまと(=大和)」、一つ屋根の下という意味で「やしき(=屋敷)」と名付けたものとされている。
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