創業と王室御用達称号の授与
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「ペレツィーナ」の記事における「創業と王室御用達称号の授与」の解説
ザクセン系ピアノ職人を父に持つユリウス・ペルツィーナとアルバート・ペルツィーナの兄弟は、20代後半になると父の仕事を引き継ぎたいと望み、ベヒシュタインの創業者であるカール・ベヒシュタインの元で修行した。その他にもドイゼン(ドイツ語版)やシュヴェヒテン、レーニッシュの下で修行と経験をつみ、ピアノ職人の技術を修得したペレツィーナ兄弟は、1871年7月1日にドイツ北部のシュヴェリーンという町で 「Pianoforte Fabrik Gebrüder Perzina」(ペルツィーナ兄弟ピアノ工場)を創業した。 会社を設立した初年度は20台のピアノが製造された。1883年にメクレンブルク大公家御用達の称号がペレツィーナに授与された。数年後、Gebr. ペルツィーナ社は「オランダ女王」、「ポルトガル王」、「アンハルト公」の御用達称号を授与された。ペルツィーナ社はオランダのウィルヘルミナ女王や、ハインリヒ・メクレンブルク=シュヴェリーン(オランダ女王ユリアナ王妃の父)、オルデンブルク公爵等にピアノを納めた。ピアノ工場を開業して数年後、兄のアルバートが引退したが、社名のGebr. ペルツィーナ(ペルツィーナ兄弟)は残った。1894年にペルツィーナ社はアントウェルペン国際博覧会(英語版)は、1895年にアムステルダム国際博覧会へ出品した。1900年頃から会社は急成長をし始めた。1901年のレターヘッドでは自社を「ドイツ・バルト海諸国で間違いなく最大で最も効率的なピアノ工場」と形容していた。
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