創業と異なる特徴を打ち出した激しい競争の展開
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「エイチ・ツー・オー リテイリング」の記事における「創業と異なる特徴を打ち出した激しい競争の展開」の解説
1929年4月15日に鉄道会社直営=私鉄系百貨店として開業した史上初のターミナルデパート(駅直結百貨店)である阪急百貨店と、1957年6月1日に百貨店を開業した阪神百貨店が、2007年10月1日に経営統合して発足した百貨店とスーパーマーケットを中心とする企業グループである。 前身となった2つの百貨店は、その特徴が大きく異なる。阪急百貨店は高級婦人服やブランド品などファッション関連に強く、2008年3月期で衣料品38.8%と身の回り品16.9%で合計54.7%と売上の過半数をファッション関連が占める梅田地区の地域一番店である。また阪神百貨店は「日本一のデパ地下」とも呼ばれる地下食品売り場を中心に食品関連に強く、2008年3月期で食料品40.6%と食堂・喫茶4.2%で合計44.8%と売上の約半分を食品関連が占め、強みとする食品でも名物となっているイカ焼きやワンコイン弁当などボリュームと値ごろ感のある惣菜も取り揃える庶民派であり、梅田地区にて地域二番店である。両百貨店は異なる特徴を持ちながら、最大のライバルとして至近距離で激しい競争を繰り広げていた。このように梅田地区では『高級派の阪急百貨店』、『庶民派の阪神百貨店』に二分されている。
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