副砲・高角砲、その他の備砲
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「クレマンソー (戦艦)」の記事における「副砲・高角砲、その他の備砲」の解説
副砲はリシュリュー級より引き継ぐ「1936年型 15.2cm(55口径)速射砲」を採用した。この砲は同海軍の軽巡洋艦「エミール・ベルタン」や「ラ・ガリソニエール級」の主砲にも採用されている優秀砲である。その性能は重量54~58.8 kgの砲弾を最大仰角45度で26,960 mまで届かせることができた。この砲を3連装砲塔に収めた。俯仰能力は仰角75度、俯角8.5度である。砲は、砲弾を装填するにあたって、あまりに砲身を急角度に傾けると装填が難しくなるため、砲身を装填に適した角度へ戻す必要がある。これを装填角度と呼ぶ。本砲の装填角度は俯角5度から仰角15度の間であった。砲塔は船体首尾線方向を0度として左右150度の旋回角度を持っていた。主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分5~8発である。 高角砲は前級に引き続き「1930年型 10cm(50口径)高角砲」を採用した。この砲は、13.5kgの砲弾を仰角45度で15,900 m、また14.2kgの対空榴弾を最大仰角80度で高度10,000mまで到達させた。旋回と俯仰は電動と人力で行われ、左右方向に80度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分10発だった。前級では片舷3基ずつの6基であったが、本型では片舷4基の計8基16門であった。他に高角砲の射界をカバーする役割として「1925年型37mm(50口径)機関砲」を連装砲架で4基、他に近接火器として「1929年型 13.2mm(50口径)機銃」を連装砲架で16基装備した。
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副砲・高角砲、その他の備砲
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「ガスコーニュ (戦艦)」の記事における「副砲・高角砲、その他の備砲」の解説
副砲はリシュリュー級より引き継ぐ1936年型 15.2cm(55口径)砲を採用した。性能は重量54~58.8 kgの砲弾を最大仰角45度で26,960 mまで届かせることが出来るこの砲を3連装砲塔に収めた。俯仰能力は仰角75度、俯角8.5度で、装填角度は俯角5度から仰角15度の間である。旋回角度は船体首尾線方向を0度として砲塔が左右150度の旋回角度を持つ、主砲身の俯仰・砲塔の旋回・砲弾の揚弾・装填は主に電力で行われ、補助に人力を必要とした。発射速度は毎分5~8発である。配置は艦橋と1番主砲塔の間に背負い式に2基、後部司令塔と2番主砲砲塔の間に1基に配置しているのが特色である。配置箇所が高所にあり、艦の中心線上にあるために少ない門数で広い射界を得ている好配置である。 高角砲は前級に引き続き1930年型 10cm(50口径)高角砲を採用した。13.5kgの砲弾を仰角45度で15,900 m、14.2kgの対空榴弾を最大仰角80度で高度10,000mまで到達できた。旋回と俯仰は電動と人力で行われ、左右方向に80度旋回でき、俯仰は仰角80度、俯角10度であった。発射速度は毎分10発だった。前級では片舷3基ずつの6基であったが、本型では片舷4基の計8基16門であった。他に高角砲の射界をカバーする役割として1925年型37mm(50口径)機関砲を連装砲架で8基、4連装砲架で1基、1929年型13.2mm(50口径)機銃を4連装砲架で9基36丁装備した。
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