再生水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 08:51 UTC 版)
各水再生センターによると、処理前後の水質は以下のとおり。下水に含まれる屎尿成分の窒素、リンなどの溶存物質を完全に除去することは難しく、一般の河川水にくらべるとまだ富栄養的ではあるものの、大幅に浄化され、水質基準も大きく下回っていることがわかる。また、野火止・玉川・千川の各用水/上水に放流される水は、通常の処理水よりも一段と浄化されていることがわかる。これは、通常の処理水に対してさらに砂ろ過処理・オゾン処理を施すことによって得られた水質である。 単位はすべて mg/L 。またここでいう水質基準とは、東京都の「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」による、既設下水処理場向けの排出基準である。 水質基準多摩川上流水再生センター落合水再生センター処理前処理後(一般放流)処理後(上水/用水)処理前処理後(城南3河川)BOD25以下 190 2 2 190 - 220 1 COD-- 92 9 5 92 7 全窒素30以下 29 9.6 9.4 27.9 - 31.7 11.5 全リン3.0以下 3.9 1.2 0.3 3.0 - 3.7 1.5 各水路/河川ごとの計画水量は以下のとおり。単位は m3 /日。実績値はこれよりも少なくなるが、天候などにも左右されるため時期によっても出入がある。 上水/用水城南3河川野火止用水玉川上水千川上水渋谷川目黒川呑川計画水量(最大値)15,000 13,200 10,000 19,900 30,200 36,300 東京都の緊縮財政により、水量は近年減少される傾向にある[要出典]。
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