共通の神側人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 01:06 UTC 版)
大柴壮介 声:櫻井孝宏 (昭和版) 涼と同じ高校に通う、剣道部部員。神の側に立つ人間であり、銃火器よりも剣でサタニストを斬ることを好む。また、捕らえた悪魔を痛めつけた上、生皮を剥ぐ拷問を嬉々として行うサディストである。 「俺が悪魔だったらどうする」とジョークを装って尋ねてきた涼に対し、「お前は宇津木康介の息子だから、悪魔どころか神に近い」と意味深な言葉を残した。 (平成版) 涼と同じ高校に通う、剣道部部員。涼とは友人同士で、その運動神経の鋭敏さを惜しんで、たびたび剣道部へと勧誘している。 実は、秘密結社「神の魂」の肝いりで創設された自警団「ガーディアン・ジャスティス」の隊長で、偶然に悪魔の存在を知った涼に入隊を勧める。 「神の結社」の特命を受けて魔王ダンテ召喚の儀式を襲撃するが、ダンテの猛威に巻き込まれて重傷を負う。 (アニメ版) 涼と同じ大学の先輩で、たこ焼きが好物。実は、神の結社の幹部たる「神の子」で、宇津木康介の教え子。 悪魔に対しては冷酷で、生皮を剥ぐ拷問を嬉々として行う。その一方で、戦略のためとはいえ人工悪魔や悪魔四天王を登用し、無辜の人間をも殺害する神の結社の有り方に疑問を抱くようになる。 終盤、神が人間を見捨てたことを知り、「俺たち(人間)は何のために生まれてきたんだ!!」と絶叫し、絶望のうちに息絶えた。 宇津木康介 声:小山武宏 (昭和版) 涼と沙織の父親。実は、神の結社の指導者である。 (平成版) 涼と彩の父。総合病院の医院長にして脳外科の世界的権威。実は、秘密結社「神の魂」最高幹部「十三使徒」の一員で、「大天使ウルエル」の称号を持つ。 同輩たちに比べて人間としての情愛に染まっているため、我が子たちの危機に際して冷静さを欠くことがある。 (アニメ版) 涼と沙織の父。宇津木総合病院の医院長にして外科手術の世界的権威。「神の手」の異名を轟かせている。実は、神の結社の指導者で、他の幹部達からは「先生」と呼ばれている。 終盤、己が「真の魔王ダンテ=涼」を育てたことを神から知らされ、その罰として沙織を奪われる。息子を「憎むべき悪魔」に、娘を「崇拝してきた神」に「奪われた」ことから精神の均衡を崩し、角田と大郷をも犠牲にして新たな人工悪魔を開発する。結局は人工悪魔もろとも大柴に斬られ、我が子たちの名前を呼びながら息絶えた。 神 声:石丸博也 (昭和版) 超古代の地球に襲来してきた不定形エネルギー生命体。強大な超能力で先住地球人たちを滅ぼした。 地球人たちを滅ぼした後、何億にも分裂して類人猿に憑依し、人間へと進化させた。つまり、人間(の魂・エクトプラズム)こそが神であり、現代の人間たちは一部を除いて神であったころの記憶と超能力を失っている。 (平成版) 超古代の地球に襲来してきた不定形エネルギー生命体。ダンテの推測によると、もとは地球人と同じような知的生命体が、精神体(エクトプラズム)だけになって集結した存在らしい。 エネルギーの消費を抑えるためにソドム国民をはじめとする地球人の身体を乗っ取り、悪魔たちに勝った後は人間として繁栄を謳歌する。大多数の人間たちは神であったころの記憶と超能力を失っているが、「十三天使」を含む一部の者たちはそれらを保持しており、人間の身体から自在に分離することができる。 (アニメ版) 「神の結社」を支配する存在で、悪魔・サタニスト排斥のためと称して冷酷な命令を「神の子」たちに下す。 その正体は、超古代の地球に襲来してきた不定形エネルギー生命体。強大な超能力で先住地球人たちを滅ぼした。地球人たちを滅ぼした後、何億にも分裂して類人猿に憑依し、人間へと進化させた。昭和版や平成版では完全に分裂しているが、アニメ版では本体とも言うべき存在が不定形エネルギー生命体のまま、「神」としての意識を保っている。最終的には、魔王ダンテの完全覚醒を機に人間を見捨て、分身であるエクトプラズムを全人類から余さず回収し、滅亡へと導いた。
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