公開後の余波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/26 13:36 UTC 版)
「スーパーサイズ・ミー」の記事における「公開後の余波」の解説
サンダンス映画祭にて本作が上映されたのち、マクドナルドは『スーパーサイズ』のオプションを廃止し、いつものメニューに加えて、より健康的なメニューの提供を開始すると発表した。スーパーサイズの中止について、マクドナルドは「この映画とは関係ない」とコメントを出した。 オーストラリアでは、ドキュメンタリー映画としては史上最高の興業成績を挙げた。公開からの2週間、オーストラリア・マクドナルド社は推計140万ドルを費やす大規模なネガティブ・キャンペーンを張った。オーストラリアの全ネットワーク局で流されたテレビコマーシャルの中で、CEOのガイ・ルッソはこの映画について「暴飲暴食を決め込んだ人の話だ」と述べ、スパーロックが主張するファストフードの不健康さについて賛意を表明することで、その影響を最小限にとどめようとした。また、ルッソはニュース・リミテッドの取材に対し、「マクドナルド社がこのような主張に対し手を打てなかったことに顧客は驚いているかもしれない」と述べた。マクドナルド社は、スーパーサイズ・ミーの上映館全てで30秒間のスポットCMを入れ、映画館でこの映画を観た客全員に上映終了後に従業員がリンゴを配れるよう手配した。 この映画のオーストラリアでの配給元であるデンディ・フィルムスの共同経営支配人、アンドリュー・マッキーは、この広告キャンペーンが実際には映画に観客の足を向かわせるようになったと述べた。 カントリー歌手のグレッチェン・ウィルソンは自身が行う世界ツアーの各地のお店にて、「マクドナルドを食べて応援する」と発表した。 イギリスでは、マクドナルド社は映画館の予告編に短い広告を出し、この映画に対して反論するサイトの宣伝を行った。その広告のメッセージは「See what we disagree with. See what we agree with.」(「我々が同意できない点と同意できる点をご覧ください」)というものであった。
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