公開形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 21:38 UTC 版)
「夜明けの旗 松本治一郎伝」の記事における「公開形態」の解説
殆んど組織動員による興行になるため、窓口ではキップが一枚も売れなくても大丈夫な仕組み。『超高層のあけぼの』と全く同じなどと言われたが、東映ファンは見に来ないだろうと予想され、東映らしからぬ特殊な作品であるため、岡田は「組織動員映画であり、裏番組も準備するなど興行者には迷惑をかけない手を打つ」と話し、東映の主力館には、本作と『狭山裁判』に、岡田と鈴木常承営業部長が『やくざ残酷秘録 片腕切断』(安藤昇・椎塚彰構成、安藤プロ)との三本立てを組み、6000万円の黒字を出した。部落解放同盟の協力で前売り100万枚を消化するものの西日本の比重が70%で、114館封切の東日本では興行力が弱いため、丸の内東映、新宿東映、池袋東映の三館が本作と『狭山裁判』。浅草東映、上野東映は本作は公開されず、『やくざ残酷秘録 片腕切断』八並映子主演・向井寛監督の『蛇と女奴隷』(向井プロ)に『バカ政ホラ政トッパ政』の三本立て。その他の東日本の劇場は、本作はあまり公開されず、『やくざ残酷秘録 片腕切断』『蛇と女奴隷』が基本。大阪梅田東映と福岡東映は『やくざ残酷秘録 片腕切断』『蛇と女奴隷』に『残酷淫乱史』(グァルティエロ・ヤコペッティ監督のイタリアのモンド映画『猟奇・残虐の大陸』?)を加えた三本立て上映がなされた。その他の劇場の番組詳細は不明。
※この「公開形態」の解説は、「夜明けの旗 松本治一郎伝」の解説の一部です。
「公開形態」を含む「夜明けの旗 松本治一郎伝」の記事については、「夜明けの旗 松本治一郎伝」の概要を参照ください。
- 公開形態のページへのリンク