興業成績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/16 10:03 UTC 版)
封切り前に岡田茂東映社長が、映画ジャーナリストに「みんな批評の対象にしないが、意外に来るのが『喧嘩道』『十代 恵子の場合』だね。ボクは予言しておく。こういう二本立てに一番感度が早いのは真剣な館主です。プリントを焼増してくれと殺到している。まだダメだ、セーブしろと言っているところだ」などとぶった。岡田ラッパに乗せられてジャーナリストが映画館に行ったらもうやってなく、上映は三週間の予定だったが、一週間で打ち切って旧作二本立てに切替えた劇場が多く、実際は大コケだった。またハナから興行は危ないと判断した館主の中には、『喧嘩道』『十代 恵子の場合』を掛けず、事前に『悪魔が来りて笛を吹く』の続映を決定していた劇場もあった。岡田社長の予想は「セーブさせたあたりはヨミが深い?」と感心させた。
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