公会議の影響
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アジョルナメント(現代化)をテーマに行われた公会議は、教会の現代世界への適応にかける強い意気込みを示すことになった。この会議での決定事項は以降、パウロ6世によって実施が推進され、ヨハネ・パウロ1世からヨハネ・パウロ2世へと公会議理念の実践がすすめられていくことになる。 1968年6月18日、使徒憲章『Pontificalis romani』によって、叙階の秘跡の新しい儀式が発表された。 1969年2月13日付け自発教令『Mysterii paschalis』によって、新しい典礼暦が発表される。 1969年3月、新しい婚姻の儀式の発表。1990年に改正版の新しい婚姻の儀式の発表。 1969年4月3日、使徒憲章『ミサーレ・ロマーヌム』により、新しいミサが発表される。 1969年5月15日、新しい洗礼の儀式が誕生する。1972年1月6日、成人洗礼の新しい儀式の発表。 1970年11月1日付けの使徒憲章『Laudis canticum』および1971年4月11日の教令により、新しい聖務日課が発表される。 1970年12月3日の教令により、新しい聖香油の儀式の発表。 1971年8月15日、使徒憲章『Divinae consortium naturae』により、新しい堅信の儀式の発表。 1972年11月30日付けの使徒憲章、及び1971年8月22日の教令により、新しい「病者の塗油」(旧・終油の秘蹟)の発表。 1973年12月2日の教令により、新しい「ゆるしの秘跡」(旧・悔悛の秘蹟)の発表。 1983年1月25日、使徒憲章『Sacrae disciplinae leges』により、カトリック新教会法典。 1991年、新しい十字架の道行きの発表。新しい十字架の道行きには14留にさらに第15留が付け加わり、様々な変更がなされた。 1998年、新しい祓魔式(Exorcismus) の発表。 2001年6月29日、新しい殉教録の発行。この中に6538名の聖人及び福者の名前が掲載されている。そのうち約3分の1である1717名はヨハネ・パウロ2世によって列聖列福された。 2002年10月16日、回勅『Rosarium Virginis Mariae』により、新しいロザリオの祈り(「光の神秘」)が提案された。
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