公会議の議題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:06 UTC 版)
もともとはカール5世の意図したことだが、公会議の初期の狙いはプロテスタントとの決定的な分裂を回避し、妥協点を見出すことであった。実際に第二会期ではプロテスタントの代表者に道中の安全を保障した上で(議決権こそ与えなかったものの)オブザーバーとして会議に参加することを呼びかけている。最終的にその意図は断念され、カトリック教会が自らの教義を再確認することでかえってプロテスタント陣営の主張との違いを際立たせることになり、プロテスタント側への糾弾にいたった。 そこで会議の主な議題は次の2つにしぼられていった。第一はカトリック教会の教義の再確認とそれに伴うプロテスタント側の主張の排斥、第二は教会の自己改革である。
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