イエズス会総長
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1965年第31回イエズス会総会 (GC XXXI) でアルペは第28代総長に選ばれた。アルペは1983年まで総長を務めた。友人であり相談相手であったヴィニー・オキーフはアルペを「第2バチカン公会議の光でイエズス会を再建した第二のロヨラ」と呼んだ。アルペの指導力が顕れたのは1975年の第32回総会であった。 アルペの夢は文書に結晶化された。「我らの今日の使命: 信仰への奉仕と正義の促進」では信仰と並んで社会正義の促進を掲げた。社会正義の促進を掲げることに対し、政治と信仰の混合だとする批判が起り、議論が行われたが、最終的に圧倒的多数に受入れられた。この観点に対して以後イエズス会内外で対立が現れるようになった。これは第2バチカン公会議の影響と中南米の歴史と同時に進行した。
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