先代補佐竜たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 03:39 UTC 版)
「コーセルテルの竜術士」の記事における「先代補佐竜たち」の解説
コーセルテルに住む竜術士と各竜の里の連絡役や子竜を届けたりするのが役目。そのため度々コーセルテルを訪れている。なお、暗竜については第三部現在では先代補佐竜が不明だが、里長が確認されているためそちらを記述する。 シオリア 声:成田剣 先代風竜術士エカテリーナの補佐竜で現・風竜族の守長。マシェルにサータを預けにきたのも彼。ジェンに「迷惑な暴風」と言われるようにぶっきらぼうで荒い言動が目立つが、内面では仲間や子竜の事をよく考えている。エカテリーナが出て行ってしまったのでマシェルやミリュウも同じようになるのではと考えており、そうなった時のジェンたちを心配している。「外に出る」ことに対して殊更に過敏になるのもそのためである。産まれてほぼ三十年で、補佐竜の期間は十八年。 ノーセ 先代地竜術士ジリスの補佐竜で現・地竜族副族長。竜術士となったマシェルにアータを預けにきた(『竜術士物語』第19話参照)。地竜らしく、生真面目な性格。大地の精霊クレイベルに対し、憧憬・尊敬を抱いていたと取れる旨の発言もしている。産まれてほぼ三十年で、補佐竜の期間は二十三年。 クルヤ 先代木竜術士コゼリィの補佐竜。マシェルにタータを預けにきた。マシェルが「竜王の竜術士」であるため、マシェルの子竜らが竜王となり、各竜の里の期待もあいまって、コーセルテルが「竜都」として復活してしまうのではないかと懸念していたが、マシェルの思いを知りその不安を払拭する。本心ではマシェルを気遣っている。一人で物事を考えると暗い方向に考えがち。また、先代補佐竜の中では最年長だが、シオリア曰く泣き虫。産まれてほぼ六十四年で、補佐竜の期間は五十一年と歴代で二番目に長い。 ベルティ 先代水竜術士ルギの補佐竜。マシェルにマータを預けにきた。いつも笑顔の朗らかな女性。レイティルとは里に帰ってからも仲が良いようで、今でも文通している。産まれてほぼ二十一年で、補佐竜の期間は十五年。 レイティル 先代火竜術士ローダの補佐竜。火竜の例に漏れず彼女も大変な方向音痴で、マシェルにハータを預けに来た時などは、迷いに迷って隣の大陸にまで行ってしまった。『竜術士物語』57話での里のお使いの際にも行方不明になり、シオリアに迎えに来られていた。火竜の割に気はさほど強くないようで、泣いている描写が多い。代替わり以降は、先々代補佐竜となった。産まれてほぼ二十六年で、補佐竜の期間は十年。 ラスエルの姉 先々代光竜術士の補佐竜であり現在の光竜の里の族長にしてラスエルの姉。名前はまだ出ていない。本来なら先代補佐竜であるラスエルがこの立場にあるが、ラスエルが現光竜術士のモーリンと結婚したため、彼女が代わりにこの地位についている。そういう負い目があるためかラスエルは彼女には逆らえない様子。族長という立場、里が月という遠方にあるため滅多に来ることもなく、何かある場合はラスエルを呼びつけている模様。 セレンディ 宇宙を旅する暗竜の里の里長。暗竜の先祖返りで不死。現在の年齢は不明だが、3000年前の竜都の時代には既に暗竜の里長であり、1000年前に最も早く竜都から旅立った暗竜のひとりでもある。夢渡りの術を使い、人の夢に介入できる。『子竜物語』3~5話にてプレアをコーセルテルへ送り出したのも彼(性別は不明)。
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