催眠怪獣 バオーン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「催眠怪獣 バオーン」の解説
第8話「遥かなるバオーン」に登場。 隕石と共にふるべ村に落下した宇宙怪獣。凶暴性は皆無で、悪意を持たない呑気な性格だが、聞いた者を眠らせるホルンのような催眠効果のある鳴き声を発する。これによって人間を完全に眠らせ、ダイナまでも眠りかける。また噛み付く力は極めて強く、ダイナを軽く吹き飛ばしたり、強烈なパンチを繰り出すなど、怪力の持ち主でもある。 ふるべ村に落下した後、鳴き声を発して村人たちを眠らせる。その後、ムスタファ・アリ博士によって、赤い色を見ると興奮することが判明。スーパーGUTSはジャイアントマスクで口を塞ごうとするが齧って破壊し、再び鳴き声を発したために、近くにいた上にナカジマ発明の「声変わり」を付けていなかったムスタファ博士は深い眠りに落ちる。しかしマスクの中の催眠ガスが効いたため、自身も眠りに着く。 翌朝、村から少し離れた場所に高速道路を挟んでオープンしたスーパーの赤いアドバルーンに興奮して暴走。アスカが乗ったガッツイーグルαがバルーンを破壊した後も前進を続けるが、威嚇射撃に驚き、再び麻酔弾を受けて倒れる。しかし慣れたためにすぐに立ち上がり、パニック状態で村の方へ引き返す。だがその先にはバオーンによって眠らされたムスタファ博士がいたため、彼を守るべくアスカはダイナに変身する。 登場したダイナのストロングタイプやカラータイマー、ウルトラバルーンの赤にひたすら興奮し、最後はウルトラバルーンに引き寄せられてその隙にダイナに運ばれ、宇宙へと返される。 ヒビキ隊長は眠っていれば誰も攻撃できないことから、「史上最強の怪獣かもしれない」と評する。 宇宙に確かに送り返したにもかかわらず、アスカ隊員はこの怪獣の鳴き声を聞いて眠ってしまった。 スーツアクター:三宅敏夫 デザインは丸山浩による。脚本を担当した太田愛は「一発でインパクトのある怪獣」として創作した。脚本の初稿ではジェットワイヤーをかけるために四足歩行怪獣であった。 当初の脚本では、赤い風船の件は「アスカが小さな風船を持ちながら走り回る」という展開になっていたが、監督・特技監督の村石宏實は「それではバオーンは驚かないだろう」と考え、結果的に風船のサイズを大きくさせると共に「ジープに巨大風船を括りつけて走らせる」という展開とした。
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