傀儡とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 07:38 UTC 版)
天峰 傀儡 (あまみね くぐつ) 人間の魂を融合した魔法の人形を創る人形師の青年。 カカオとは古くからの友人で、彼の願いによりブランシェの体を作り、彼女を魔法で動かせるようにしたが、後に客達からのクレームで暴行を受け、肉体が半壊したブランシェを預かっていた。また、他人の何かを奪い相手のものにする魔法を使い、少女たちの願いを叶える。 本来の人形師としての姿は茶髪だが、少女たちの傍にいる時は黒髪の執事に変身している。 実はある人物の頼みで、ブランシェの器である人形を密かに作っていた。しかし、後に復活したブランシェと手を組むようになる。 かつては日本の農村で暮らしていた人間の子供だったが、両親に見放され、預け先だった親戚からにも激しい暴行や仕打ちを受ける生活を続けていた。しかし、ある日一瞬の隙をついて逃げ出し走り続けた結果、魔界のシャルロッテが営む店にたどり着いた。おもちゃに魅了され盗もうとしたところで彼女に捕まり、困った挙句自分を弟子にしてくれと要求した。それからは「グー」と名付けられ、シャルロッテの弟子として二人三脚歩んでいた。 自身が青年になった頃、思い切ってシャルロッテの魔女の力が欲しいと懇願、悩んだ末にシャルロッテは自分の想い人である悪魔への復讐を条件に譲渡した。それ以来、「魔女殺し」として不老の身体と魔力を維持するために魂を喰らい、少女たちの願いを叶え続けている。過去の出来事から人間を強く憎んでおり、いずれは悪魔となって悪魔の契約に翻弄される魔女を救うことを目的としている。 シャルロッテ 傀儡の過去に登場する魔女。魔女のマントを纏い、古めかしい口調で喋る。 かつては人間で、悪魔と契約しておもちゃ作りの魔女になった後は魔界でおもちゃ作りの工房兼店を営んでおり、住民から大きな評判を得ている。迷い子だった傀儡を「グー」と名付けて弟子にし、時には姉のように母のように育てていた。ある日、店の功績が称えられ魔界の王宮に招待されるが、人間の子供だったグーを匿っていることがバレてしまう。その際に店の名声かグーを守るか悩んだ末に後者を選んだ。 十数年後、グーにあの時王宮で自分と契約していた悪魔に会えることになっていたこと、そしてグーをかばったことで悪魔は擁護せずに裏切ったこと、そして恋をしていたことを吐露した。その際グーが魔女の力を欲しがっていたことを知り、シャルロッテは条件付きでグーに譲渡して魔女の効力を失い、その命を終えた。死後、魔界の墓場に埋葬され傀儡が墓守をしている。 シャルロッテと契約した悪魔 シャルロッテにおもちゃ作りの魔女の契約をさせた悪魔。 カカオに似た美形の青年の姿をしているが耳は尖がっており、表情には冷酷さが表れている。 レイナ 傀儡が19世紀のロンドンの街で出会った少女。 両親は既に亡くなり、意地悪な叔父夫婦の家から逃げ出していた時に傀儡と出会い、「この貧乏な生活を捨てて、プリンセスみたいな生活がしたい」と願って傀儡と契約を交わした。 しかし、次第に傀儡に思いを寄せるようになり、永遠に彼のそばにいられることを願い、人形に姿を変えた。 後にショコラからフェイクショコラのペンダントを贈られた。
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