健康管理および施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 05:55 UTC 版)
「エリー (ペンシルベニア州)」の記事における「健康管理および施設」の解説
エリー市にはアメリカでもトップクラスの病院が2つ有り、健康管理では地域の指導的存在である。セントビンセント健康システムは、1875年にセントジョセフ修道女会とローマカトリック・エリー教区によって、セントビンセント病院として設立され、エリー市の最初の医療施設となった。1895年には、セントビンセント病院協会として、ペンシルベニア州に認可された。看護学校が1901年に創られた。正式のインターン制度が1914年に始まった。1981年、セントビンセント病院はペンシルベニア州でも最大の病院となり、患者に対する治療記録について許可された人が参照できるようにコンピュータを導入したことでは、アメリカでも最初の病院の一つになった。セントビンセント健康システムは1988年に法人となり、セントビンセント健康センターがその子会社として創られた。エリー・シュライナーズ小児病院は1927年以来活動している。この病院は、ペンシルベニア州の病院および健康管理システム協会から2007年業績賞を受賞した。 エリー市で雇用数の多い法人の一つがハモット医療センターであり、アメリカでも最良の病院の一つとして常にランク付けされている。ピエール・サイモン・ビンセント・ハモット(1846年没)は成功した土地の実業家であったが、1881年、その家産が子孫によってハモット病院協会の設立のために寄付された。医療センターとハモット心臓研究所がハモット健康財団法人の一部になっている。 ハモットとセントビンセントが1980年代に共同で2つのプロジェクトを立ち上げた。1983年には、3州地域トラウマセンターが開館した。1987年に開設された地域ガン・センター (TRCC)は、アメリカ合衆国でも最大の独立社会ガン医療センターの一つである。 1865年にエリー市の水とガスの会社として設立されたエリー・ウォーター・ワークスは、貯水池、2つの水処理施設、および複雑な上水道配管網を持ち、市内と郊外の大半に上水を供給している。PennElec、すなわちファースト・エナジー会社は、北西ペンシルベニア・ルーラル・エレクトリック会社と共に、地域に電力を供給している。タイム・ワーナー・ケーブルはアデルフィアを買収した後に地域のケーブルテレビ配信社となった。 エリー市の下水事業は、エリー下水局によって行われ、多くの周辺郡区も下水局と共同事業を行っている。下水局は毎日約3千ないし4千万ガロン (11万ないし15万立方メートル)の下水を浄化している。
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