修正ユリウス暦とは? わかりやすく解説

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修正ユリウス暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/11 06:19 UTC 版)

正教会暦」の記事における「修正ユリウス暦」の解説

詳細は「修正ユリウス暦」を参照 グレゴリオ暦が、教会以外の世俗的な領域では東欧東地中海地域などの正教会優勢な地域でも導入されていく中、1923年以降、修正ユリウス暦と呼ばれる暦をいくつかの教会採用した。その計算方法特徴から2800年まではグレゴリオ暦とのズレ発生しないようになっている。従って、降誕祭などの固定祭日は、グレゴリオ暦12月25日祝われる。 この暦は1暦年平均365.242222日で、「約43500年に1日」の割合で暦と季節がずれる。1暦年平均365.2425日、暦と季節とのずれは「約3320年で1日」のグレゴリオ暦より精度がよい計算である(詳細閏年の項参照)。 ただし、太陽関係する暦については修正ユリウス暦を受け入れた教会も、月齢関係する部分については依然としてユリウス暦使用しており、復活大祭とそれに関係して移動する祭日計算結果は、ユリウス暦使用教会同様のものとなっている(ただし、フィンランド正教会エストニア使徒正教会のみはグレゴリオ暦使用)。 また、修正ユリウス暦に反対する意見正教会には根強く存在するユリウス暦使用する一派形成する教会・修道院もあり、特にギリシャにおける反対派ギリシャ旧暦派と呼ぶ。

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修正ユリウス暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 04:48 UTC 版)

閏年」の記事における「修正ユリウス暦」の解説

1582年グレゴリオ暦への改暦後も正教会ユリウス暦使用し続けていたが、1923年ギリシャ正教会などいくつかの正教会は修正ユリウス暦と呼ばれる暦を採用した。この暦の導入にあたって日付グレゴリウス暦合わせた上で置閏法を以下の様に改めた西暦年が4で割り切れる年は閏年。 ただし、西暦年が100割り切れる年は平年。 ただし、西暦年を900割った余り200または600になる年は閏年規則3番目がグレゴリオ暦異なる。この置閏年では、1暦年平均365.242 222日となり、暦と季節1日ずれるまでに約43500年を要する。これはグレゴリオ暦より精度がいい。 100割り切れる年のうち閏年となるのは、グレゴリオ暦では1600年2000年2400年、2800年、3200年、3600年…であるが、修正ユリウス暦では2000年2400年、2900年、3300年、3800年…である。 2800年2月28日までは両方の暦は一致している。しかし、2800年がグレゴリオ暦では閏年なのに対し、修正ユリウス暦では平年になり、そこで日付1日ずれる。2900年は逆に修正ユリウス暦だけが閏年となり、日付は再び一致する。それ以後断続的にこのようなずれが生まれ、5200年2月28日最後に日付一致することはなくなる。

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