修正主義とホロコースト否定本の販売
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 07:25 UTC 版)
「Amazon.comの論争」の記事における「修正主義とホロコースト否定本の販売」の解説
2013年10月、世界ユダヤ人会議(WJC)はアマゾンのジェフ・ベゾスCEOに対しホロコーストの否定、反ユダヤ主義や白人至上主義を促進させる本の販売を撤回するように求めた。WJCのロバート・シンガー副代表はベゾス宛の手紙で「何人もそのような悪意で攻撃的な人種憎悪の文学の販売によって利益を得るべきでない。多くのホロコーストの生存者達は世界最大の小売業者がそのような本を販売して収益を上げているという事実に深く傷ついている」と記述した。それ以前に、イギリスのオンライン雑誌「カーネル」はアマゾンがホロコースト否定本を擁護する販売しており、ホロコースト否定が禁止されている国々の消費者へも本を発送していると報じていた。 2017年3月7日に ホロコースト否定団体「Committee for Open Debate on the Holocaust」は同団体によって発行された70冊以上の本が「コンテンツガイドラインの侵害」を理由としてAmazonサイトから除外したとアマゾンからメールで知らされ、その中には『20世紀のいかさま:20年近くにわたって提供されてきた欧州のユダヤ人根絶に反する事実』の本も含まれていた。更にアマゾンはEメール文で「更なる類似本の提出は同団体がアマゾンで本を販売する許可を取り消すことになる」と警告した。同時期にアマゾン子会社の「Createspace」と「Kindle Direct Publishing」によって同じ書籍に同様の措置が取られたが、アマゾンは同時に類似商品をリスト外にしたことについて公式な発表はしていない。
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