使用可能なC言語コンパイラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 13:50 UTC 版)
「PIC (コントローラ)」の記事における「使用可能なC言語コンパイラ」の解説
MPLAB XC Compiler Windows版 (x86/x64)、Linux版 32-Bit and Linux 64-Bit (Requires 32-Bit Compatibility Libraries)、Mac版 (10.X) のコンパイラが無料で提供されており、それぞれ、MPLAB XC8 Compiler、MPLAB XC16 Compiler、MPLAB XC32 Compilerの3種のコンパイラで、発売中のすべてのPICマイクロコンピュータに対応している。統合開発環境であるMPLAB Xに統合して使用される。マイクロチップ・テクノロジー社が公開しているライブラリやサンプルコードをそのまま利用できる利点がある。最適化機能に制限のないPRO版と、最適化機能が制限されたFree版、Standard版があるが、個人レベルでの使用ではFree版で必要・十分な機能を得られる。Free版は、PRO版と全く同じデバイスとコマンドをサポートし、使用時間とメモリ使用量にも制限はない。ほとんどの用途で十分なコード最適化機能を備えた、機能に制限のないライセンスで使うことができる。 CCS PIC C Compiler 対象となるPICの種類(ビット数)および開発環境のオペレーティングシステムにより製品が分かれている。初期のバージョンは専用のIDEが付属していたが、最近のバージョンではMPLABに統合して使用するようになっている。 HI-TECH PIC C Compiler MPLABに統合するほかEclipseをベースとした独自のIDEで使用できる。出力可能な容量が制限された PICC Lite は無償で使用できる。 mikroElektronika mikroC for PIC SDカードやキャラクタLCDを含む多くのライブラリが標準でついている。独自のIDEになっている。対応するシリーズは12, 16, 18シリーズのほぼ全て。PIC24やdsPICシリーズは別製品になっている。無償バージョンでは出力が2Kワードに制限されるが、その範囲内であれば有償版と同じライブラリがつかえる。また、Basic版とPascal版も販売されている。HI-TECHのコンパイラと違い、include文が不要だったり、大文字と小文字は区別しないなどの違いがある。 SDCC (Small Device C Compiler) 小型デバイス向けのフリーのCコンパイラ。PICを含む複数のデバイスに対応しており、マルチプラットフォームで動作する。
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