作事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 08:10 UTC 版)
塁上に櫓を上げ、塀を掛ける。曲輪の出入り口である虎口には門を建てる。このような建築工事を作事(さくじ)という。天守や、御殿などの住宅建築も作事工事である。 縄張に基づいて、具体的な寸法を記した指図(さしず)という図面を描き、これを元に「城大工」と呼ばれる城郭建築専門の大工たちが施工を行う。平面図など施工に欠かせない指図のほか、立面図のことを姿図(すがたず)、柱や梁など骨組みの立ち上がりだけを描いたものを建地割図(たてじわりず)という。姿図と建地割図がある例は少なく、徳川氏の江戸城天守や岡山城天守などに例がある。
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