作中世界における歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 09:22 UTC 版)
「ギャリフレイ」の記事における「作中世界における歴史」の解説
「タイム・ウォー」も参照 「時を超えた子供たち」(2020年)では、ショボーガンがタイムロード以前にギャリフレイに居住していた先住民族であることが明かされた。ショボーガンの1人であるテクテユンは再生能力を持つ時を超えた子供を発見し、彼女の再生能力を研究した末にその実用化に成功し、タイムロードを生み出した。同話では重要都市となるCapitolが建造される様子が低速度撮影風に描写された。その後ラシロンをはじめとする初期のタイムロードが権力を持つようになり、タイムトラベルをはじめ高い技術力を誇り宇宙最強の文明になる。タイムロードの高慢な態度に嫌気が差した初代ドクターは孫娘スーザンを連れ、後のコンパニオンであるクララ・オズワルドの助言を受けながらCapitolにて修理中のターディスを盗んで旅に出る。 やがてギャリフレイはダーレク族との戦争(タイム・ウォー)で滅ぶこととなった。9代目ドクターは「地球最後の日」(2005年)で、ギャリフレイが地球のように岩と塵になったと述べている。その後はギャリフレイを滅ぼしたのは戦争に終止符を打つためドクターがタイムロードとダーレクの両方を大量破壊兵器で吹き飛ばしたことが原因だと判明する。「ドクターの日」(2013年)では、歴代ドクターが結集して凍結キューブと呼ばれる装置の原理を応用しギャリフレイの時間を止めてポケット宇宙に封印し、ギャリフレイを包囲する無数のダーレク艦隊に同士討ちをさせることでダーレク艦隊を壊滅させ、ギャリフレイを宇宙から見かけ上は消滅させつつ保護することに成功する。違う時代のドクターが揃ったことで生じる時空のゆがみを防ぐため、11代目ドクター以外のドクターの記憶は抹消され、9代目ドクターは今後も自身がギャリフレイを滅ぼしたと認識することになる。 ポケット宇宙に封印されたタイムロードは何度か復活を試みた。タイム・ウォーが終結した後にドクターはギャリフレイを含むタイム・ウォーをタイムロックしてタイムトラベラーが戦争に介入できないようにしていたが、「時の終わり」(2010年)でラシロンは地球にいたマスターを利用してタイムロックを一時的に破り、地球の近傍にギャリフレイを出現させた。最終的に10代目ドクターとマスターが協力してギャリフレイごとタイムロードをタイムロックの中へ戻し危機は去った。また、ターディスの爆発によって生じた時空間の裂け目を通じてメッセージを送り、ドクターの存在が確かめられた場合に元の宇宙に戻るという計画が実行されたこともあった。「ドクターの時」(2013年)にて、トレンザロアでギャリフレイの信号を受け取った11代目ドクターは、タイムロードを警戒して攻め込んできたダーレクをはじめとする他の種族からトレンザロアを防衛した。 その後、「影に捕らわれて」(2015年)で12代目ドクターはギャリフレイに帰還した。続く「時空の果てで」(2015年)ではギャリフレイが宇宙の端で細々と存在していることが判明したほか、Capitolでスライダーが守るタイムロードのデータベースであるマトリックスも登場した。しかしギャリフレイは「スパイフォール」(2020年)の時点でマスターにより滅ぼされていることが明らかになった。Capitolでマトリックスを探ってタイムロードの起源にテクテユンと時を超えた子供が関与していることを知ったマスターはギャリフレイのタイムロードを皆殺しにした。彼はタイムロードの死体を使って再生復活ができるサイバーマンの軍団を創設したが、コ・シャルムスが自らを犠牲にマスターやサイバー軍団を消滅させ、同時にCapitolも吹き飛んだ。
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