佛光寺 (山西省)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/07 14:45 UTC 版)
佛光寺（ぶっこうじ）は、中華人民共和国山西省忻州市五台県豆村鎮にある仏教寺院である。本堂である大殿（東大殿ともいう）は唐の大中11年（857年）建立で、中国に現存する木造建築物としては三番目に古い[1]。佛光寺で大殿に次ぐ規模を持つ文殊堂は金朝時代の天会15年（1137年）に建立された。また、寺内にある6世紀の石造墓塔は現存するもので嵩岳寺塔の次に古いレンガ塔である[2]。寺内の建築物の他、唐代の塑像と壁画、墨跡は中国の「四絶」と称せられる国宝として名高い[3][4]。佛光寺は2009年、文化遺産「五台山」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された[5]。
- ^ Steinhardt (2004), pp. 229 - 230
- ^ a b c Qin (2004), p. 342.
- ^ a b c 中国建築・名所案内, p. 96
- ^ a b 川端, p. 2
- ^ “China’s sacred Buddhist Mount Wutai inscribed on UNESCO’s World Heritage List”. UNESCO. 2010年10月8日閲覧。
- ^ 伊藤 (2007), p. 23
- ^ Wei (2000), p. 143
- ^ Chai (1999), p 83
- ^ a b c d “Foguang Temple Nomination File”. UNESCO (2009年). 2010年10月8日閲覧。
- ^ a b c “佛光寺” (中国語). 華夏經緯網 (2009年7月7日). 2010年10月8日閲覧。
- ^ Steinhardt (2004), p. 237
- ^ a b Steinhardt (1997), p. 231
- ^ Chai (1999), p. 310
- ^ Steinhardt (2004), p. 228
- ^ Fairbank (1994), pp. 95-96
- ^ Steinhardt (2004), p. 233
- ^ Steinhardt (2004), pp. 229 - 230
- ^ シュタインハートは他の建築についても唐代としているが、これらはその年代が確認されたわけではなく、様式から唐代のものと推測している。
- ^ うちころび。内側に向かって傾きを付けること。
- ^ Steinhardt (1997), p. 73
- ^ 狩野勝重 (1994年). “中国建築行脚”. 2010年10月8日閲覧。
- ^ a b Steinhardt (2002), p. 116
- ^ a b c Steinhardt (2004), p. 234
- ^ Steinhardt (2004), p. 239
- ^ 36体とする文献もある。
- ^ a b Howard (2006), p. 373
- ^ Steinhardt (1997), p. 232
- ^ Chai (1999), p. 87
- ^ Qin (2004), pp. 341 - 342
- ^ Lin (2004), p. 123
- ^ 仏典を刻んだ石柱で八角形のものや、四角形、十角形のものもある。経や仏像が納められているものもある。特に唐代に建てられた（財団法人京都府文化財保護基金編『文化財用語辞典』、第一法規、1977年、91ページ）。
- ^ “GHF Mission to Shanxi Province Provides Support for the Derelict Foguang Temple” (英語). Global Heritage Fund (GHF) (2004年1月). 2010年10月8日閲覧。
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