広仁王廟とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 広仁王廟の意味・解説 

広仁王廟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 01:55 UTC 版)

広仁王廟

広仁王廟正殿 2011年7月
所在地 山西省運城市芮城県永楽鎮龍泉村
位置 北緯34度43分49秒 東経110度40分55秒 / 北緯34.73028度 東経110.68194度 / 34.73028; 110.68194
創建年 832年
テンプレートを表示

広仁王廟(こうにんおうびょう)は、五龍廟ともいい、中華人民共和国山西省運城市芮城県永楽鎮龍泉村にある。近郊に永楽宮(道教全真教の三大宮観のひとつ)や、戦国時代の魏城跡がある。中国で現存する四つの唐代の木造建築のひとつ[1]。2001年に第五回全国重点文物保護単位に指定された。碑文『広仁王龍泉記』によると唐の憲宗元和3年(808年)に創建されたと記され、別の碑文『龍泉記』には唐の文宗大和6年(832年)に設立されたと記されている。

広仁王廟は四合院形式の廟堂で、敷地の北側にあって南面している。廟内は、劇台、廂房(現存しない)、正殿の順番で配置されている。劇台、南に位置して北側に向い、正殿と相対している。このことから劇台は清代に再建されたと考えられている。正殿は、幅五間、奥行き三間、屋根は単檐歇山頂方式(単層の入母屋造)で、台座の高さ1.2m、屋根は16本の庇を支える柱(檐柱)により支えられており、殿内は無柱である[2]

参考文献

  1. ^ 他の3つは、南禅寺 (山西省)佛光寺 (山西省)天台庵
  2. ^ 全国重点文物保護単位・第一至第五批・第Ⅰ巻. 文物出版社. (2004). ISBN 7-5010-1525-2 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「広仁王廟」の関連用語

広仁王廟のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



広仁王廟のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの広仁王廟 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS