四合院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/22 08:07 UTC 版)
四合院(しごういん、ピンイン:sìhéyuàn)は、中国伝統住宅の様式をさす、名前のとおり四つの辺に建物を置き、中央を庭園とする。方形の中庭を囲んで、1棟3室、東西南北4棟を単位とする北方中国伝統的家屋建築である[1]。道路(胡同)に面した建物の壁と接続して高さ2メートル近い煉瓦壁が築かれ、南側に大門(表門)を構える[1]。中国の書物によれば三千年以上の歴史があり[2]、中国の各地には様々なタイプや形式がある、その中で北京の四合院が代表的である。外部に対しては比較的隠密な庭園空間を提供し、その建築と構造は中国の伝統的な尊卑思想と陰陽五行思想を体現している。典型的な特徴は中心線によって左右対称、大きく拡張すると、皇居、王府であり、小さくなると、庶民の住宅である。紫禁城と昔郊外の農民の家はすべて四合院の形式である。このような囲むデザインで中央の空地を確保し、さらに建物の面積とのバランスが良く取れている。
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