地坑式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 23:48 UTC 版)
地井式、下沈(シャーチェン)式とも呼ばれる。地面を1辺の長さ15メートル、深さ7 - 8メートルほど掘り下げ、各辺に3つの洞穴が横に並ぶ形で四方に横穴を掘り四合院を形成する。地表部の縁には落下防止の欄干があり、竪穴の底とL字型の階段で通じている。天井院とも呼ばれる中庭は、四合院と同様に舗装面と排水溝を設け、草木を植えるなど憩いの場として利用される。中庭は四方位を意識して必ず東西南北と正対させて作られ、一番日当たりの良い北面に年長者の居室、東西に息子達の居室が割り当てられ、南面に畜舎や便所が配置される。
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