佐野の舟橋とは? わかりやすく解説

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さの‐の‐ふなはし【佐野の船橋】

読み方:さののふなはし

群馬県高崎市佐野にあったといわれる船橋。[歌枕

上野(かみつけの)—取り放し親は放(さ)くれど我は離(さか)るがへ」〈万・三二〇


佐野の舟橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 14:17 UTC 版)

舟橋蒔絵硯箱」の記事における「佐野の舟橋」の解説

光悦蒔絵意匠古典物語和歌題材を採ったものが多いが、本作品もその例に漏れず中世文芸思潮色濃く反映されていると言えるにある源等の歌は、『後撰和歌集のみならず定家八代抄』『時代不同歌合』などの秀歌選的な作品集にも収められ当時よく知られた歌だった。 「佐野の舟橋」は中古中世において最も愛好され歌枕のひとつであり、『万葉集』十四、相問「上毛野佐野の舟橋取り放し親は離くれど吾は離るがへ」(万葉集3429)が本歌である。その場所は栃木県佐野あるいは群馬県高崎の上佐野両説あり明確でないが、平安時代には佐野の舟橋の存在や名称は歌人広く知るところとなり、『枕草子』など多く言及見られる。「佐野の舟橋」ははかない恋、頼りない恋路比喩として恋歌でたびたび使われ、また佐野の舟橋にまつわる舟橋説話登場し、その説話下敷きとして世阿弥により成立したのが謡曲舟橋』である。光悦若い頃より謡曲好み時には他人指南するほど造詣深く本作品の意匠謡曲との関連示唆される

※この「佐野の舟橋」の解説は、「舟橋蒔絵硯箱」の解説の一部です。
「佐野の舟橋」を含む「舟橋蒔絵硯箱」の記事については、「舟橋蒔絵硯箱」の概要を参照ください。

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