佐脇俊兼(さわき としかね)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 00:20 UTC 版)
「皇国の守護者」の記事における「佐脇俊兼(さわき としかね)」の解説
駒城家の家臣である佐脇家の長男、陸軍大尉。新城と同い年で、幼い頃から互いに悪意を抱いていた。決して無能な将校ではないが、次々に軍功を重ねる新城に対する嫉妬心と対抗心があまりに強過ぎて思考が硬直し、その結果戦場で軍功を挙げる事ができずにいる。守原派に取り込まれた後、〈近衛衆兵独立鉄虎第501大隊〉を任された新城に対抗するため、かつて新城が北領で率いた〈陸軍独立捜索剣虎兵第11大隊〉を任される(この奇手に新城は「北領で戦った第11大隊の者達の思いを踏みにじった」と激しく怒り、対抗策として第11大隊の生き残りを全て下士官(―としての素質を問わず―)に昇進させて自分の第501大隊に転属させている)。虎城防衛戦にて新城が変更した防衛計画と新城に対する対抗心で撤退の時を誤り(この判断を、新城は「あの時(北領撤退戦)は、後が無かったから撤退しなかった。この場合部隊が壊滅する前に撤退するべきだった」と述べている)、第11大隊を全滅させ、その時に新城の真意に気付き殺害を企てるもその場で捕縛、そのまま皇都の実家にて座敷牢に囚われる。度重なる「治療」の名を借りた折檻を受けた結果、本当に狂を発し新城や蓮乃に殺意を抱くようになる。やがて内乱に乗じて座敷牢を脱出し、自分の親族や元婚約者、そして蓮乃を惨殺する。その後捕縛された際、蓮乃の死に様を嘲るように告げたことで、心を憎悪で塗りつぶされた新城によって鼻や耳を削ぎ落とされ、手足の肉を抉り取られ、下顎を切除されるなど、生きながら身体中を極限まで壊されるという残酷な復讐を受けて再起不能にさせられた後、その日の内に何者かの手により殺される。
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