伝統漁法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 02:24 UTC 版)
四万十川では、以下のような伝統漁法が行われてきた。 柴漬け テナガエビ、スジエビ、ウナギ、魚 葉の付いたままの枝を束ね、水中に沈める。何日か置くと枝や葉の隙間にテナガやウナギ、カニ、魚等が住み着くので、柴漬けを上げ、大きな受け網の上で振るうと、獲物が落ちてくる。 コロバシ テナガ、ウナギ テナガ用とウナギ用があり、現在では塩ビ製の筒状の仕掛けを使う。テナガ用は径10×40cmくらい、ウナギ用は径4×70cmくらいの物を使い、入り口には戻し、出口には網を張ってあるので一度入れば出られないようになっている。セルビンと同じ原理。 石黒 ウナギ 岸近くに1.5mほどのすり鉢状の穴を掘り、その中に20cmくらいの石を隙間を作りながら、2、3段積み上げる。更にその上に5~10cmくらいの小石をピラミッド状に積む。こうしてできた石の山を『石黒』と呼ぶ。満潮時に石黒を解体し、囲い網に獲物を追い込む。 ゴリガラ曳 ヌマチチブ 四万十川流域ではハゼ科のチチブ、ヌマチチブの稚魚を「ゴリ」と呼ぶが、そのゴリを狙った漁法である。サザエの貝殻を何百個も吊るしたロープを両端の人が上流から下流に向けて曳き、サザエの光と音に驚いたゴリを網に追い込んで漁獲する。ゴリは佃煮や卵とじにして賞味する。 火振り アユ 夜間、火の着いた松明(たいまつ)を川面近くで振りながら網に鮎を追い込む。同時に櫂で水面を叩き、火と音に驚いて逃げようとするアユが網にかかる。
※この「伝統漁法」の解説は、「四万十川」の解説の一部です。
「伝統漁法」を含む「四万十川」の記事については、「四万十川」の概要を参照ください。
伝統漁法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 09:37 UTC 版)
たいまつを使い、アユを網に追い込む伝統漁法である「火ぶり漁」が2012年に復活し、温泉のすぐ近くを流れている馬瀬川で年に数回行われている。
※この「伝統漁法」の解説は、「南飛騨馬瀬川温泉」の解説の一部です。
「伝統漁法」を含む「南飛騨馬瀬川温泉」の記事については、「南飛騨馬瀬川温泉」の概要を参照ください。
- 伝統漁法のページへのリンク